この明治神宮は人口密度が圧倒的に高い、日本の首都・東京の都心に位置していますので、お宮参りには多数の方が参拝されます。
したがって、土日祝日ともなれば、大勢の参拝客が訪れます。
そして当然、その参拝客の中には、「初宮参りの参拝客」も多数おられます。
状況によっては、待ち時間が発生することもあるので、初宮参り(お宮参り)される場合は、事前に明治神宮へ混雑状況の確認が必要です。
ところで・・明治神宮の初宮参り(お宮参り)はいつまでに行けば良いの?
これは明治神宮だけではなく、日本全国の他の神社でも共通で言えることですが、古来からの習わしでは、お宮参り(初宮参り)の期間は以下のようになります。
男の子の赤ちゃん
- 生後30日or31日目
女の子の赤ちゃん
- 生後31日目、生後33日目
なお、これらはあくまでも目安となります。
地域によっては「100日参り」と言って生後100日目に詣ることもあるようです。
また、必ず上記の30日や31日に詣なければならない訳ではなく、おおよそ30日前後に詣ることができれば良いとされています。
現在では赤ちゃんの体調や天候、ご家族の方の都合などを考慮して、別の日にされる方も多く散見されます。
つまり、六曜の「大安」の日や、会社が休みの土日祝日に参拝されても良いと言うことです。
あくまでもご家族のご予定にあった範疇で参拝されても良いと言うことです。
初宮参り(お宮参り)が終わった後のこんな風習」
その他、古来、お参りが終わると「あずき」を食べたり食べるフリをすると言う風習もあります。
これは「あずき」に邪気を祓う役目があるからです。
100日参りの方は「お食い初め(おくいぞめ)」と言う習わしがあります。
【補足】お食い初めの風習について
お食い初めは、この先の人生で食べ物に困ることに無いように赤子の無事を祈願して「赤飯」や「焼き魚」、「すまし汁」を食べる、もしくは食べられないのであれば「食べるフリをする風習」です。
ただし、お食い初めの風習は地域によって若干、異なりがあり「紅白の餅を5つ」食事に添えたり、もしくは「産神(=産土神)の御霊がお宿りした小石」を添えたりする場合があります。
ちなみにこの小石を添える風習は「歯がため」の儀式と云われております。
明治神宮への初宮参り(お宮参り)の予約方法
明治神宮のホームページを見ると、予約不要(当日受付)と書いてありますので、特に必要は無さそうです。
ただし、万が一、大人数(団体)で初宮参りをされる方は、予約が必要なこともありますので、直接、明治神宮の社務所へ問い合わせしてみてください。
明治神宮への初宮参り(お宮参り)の服装
正式には「白羽二重の内着」ですが、近時においては「ベビードレス」が、比較的多いとの情報が明治神宮のホームページに書かれてあります。
通例では、このような所謂(いわゆる)「祝い着」は赤ちゃんの母方の実家が用意して、父親方のお母さん(赤ちゃんから見ればお婆ちゃん)が赤ちゃんを抱っこして産後の疲れた奥さんを気遣うと言った風習が現在でもあります。
そして、以下は筆者の体験談になります。
ずいぶんと前のお話にはなりますが、明治神宮ではない、神奈川県内の大きな神社にて7年前に長男のお宮参りに行きました。
その時は、何組かお宮参りの家族が居ましたが、驚くことになんと!
すべてのご家族が「ドレスタイプ」の衣装でした。
もしかしたら、最近は着せるのも大変なために「内着」は少なくなっているかもしれません。
ぜひ、あなた様も、このことをご参考にして、ご検討してみてください。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)での衣装のレンタルについて
明治神宮での、お宮参りの衣装には、レンタルもあります。
幸い、この明治神宮の周辺・付近は都心というローケーションもあり、原宿を代表とした多数の衣装レンタルのお店があります。
衣装をレンタルすると少し買うよりは料金は高くなることもありますが、髪型のセットや着付けなども行ってくれます。
平均的なレンタル衣装の相場(料金)は以下のようになります。
レンタル衣装(着物着付け含む)のみ
- 25000円から30000円
ヘアー(髪型)・メイクセットのみ
- 4000円から5000円
お子さんの一生に1度だけの記念になる行事ですので、何を基準にしたいかによってプランや料金など、すべてが変わってきます。
大切なとても可愛いお子さんには、思い出に残る初宮参りにしたいですね。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)の初穂料
1万円で祈願神符・撤下神餞とともに明治神宮特製お食い初め膳を渡しているとのことです。
「のし袋」を用意される場合は、「紅白の蝶結びののし袋」に表書きで「初穂料」と赤ちゃんの「姓名」を書くとのことです。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)の記念写真について
明治神宮内にある明治記念館に専属のカメラマンがいます。性別は男女、様々な年齢のカメラマンがいます。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)での記念写真の受付場所
明治神宮神楽殿の地下1階の記念写真受付窓口
明治神宮の初宮参り(お宮参り)の記念写真の事前予約について
明治神宮の初宮参りでの記念写真の事前予約はしていません。
つまり、当日のみの受付ということになります。
万が一、団体でのお申し込みの方は、別途、明治神宮の社務所まで連絡が必要になります。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)での記念写真の料金(値段)
明治神宮の初宮参りでの記念写真の料金(値段)は、時代の移り変わりの影響による、消費税など税率によって変動がありますが、おおよそ以下のような料金帯になります。
1枚(台紙付き)
- 15000円から18000円の間です。
2枚目からは割引料金になり、以下のような料金になります。
- 24000円から27000円の間。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)の記念写真での注意点
記念写真に関して
まず、写真に関してですが、郵送料金が、1000円ほど別途かかります。
これは写真が郵送のみの取り扱いになるためです。
写真が郵送のみ取り扱いの理由
- 他にも多数の初宮参りされたご家族の写真の現像に時間がかかります。
- さらに台紙に綺麗に包むなどの作業が入りますので、どうしても時間がかかるようです。
以上、これらの理由から、郵送のみの取り扱いとなるそうです。(後日、郵送)
フィルム(ネガ)に関して
明治神宮の初宮参りで撮影した記念写真は、大切に保存していただけるそうですが、保存の期間があるようです。
- フィルム(ネガ)の保存期間:1年間
どうしてもフィルムが見たい場合は、平日のみの、営業時間内の来訪で見せていただけるそうです。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)後の食事(ランチ)について
お宮参り(初宮参り)をした後は、通常はご家族や親戚が集まり会食をします。
しかし、会食はあくまでも通例であって、赤ちゃんやご家族の体調などによっては、無理にしなくても良いそうです。
明治神宮のお宮参り(初宮参り)が終わったあとは、明治神宮の境内にある「フォレストテラス明治神宮(旧・明治文化会館)」などへ向かわれる方もいらっしゃるようですが、「個室」を望まれる方は明治神宮の周辺・付近でランチのお店を探すことになります。
そこで以下では、フォレストテラス明治神宮以外の「個室あり」と「お子様向けメニュー」があるお店をリストアップしてみましたので、ぜひ、ご参考にしてみてください。
フォレストテラス明治神宮「よよぎ」
フォレストテラス明治神宮の中にあるレストランです。店名は「レストラン・よよぎ」です。
初宮詣の後の会食専用のメニューが設定されています。
お子様向けのメニューもあります。ただし、個室がありません。
電話番号
03-3379-9222
営業時間
10:30~閉門時間(L.O. 30分前)
※現在は短縮営業の為11:00~16:30(L.O. 16:00)まで。
※閉門時間は月によって異なる。
平均予算
⬆️季節御膳:2300円
お子様ランチ:1500円~
アクセス
- 明治神宮の境内、南参道「御苑東門」付近、フォレストテラス明治神宮内
URL
76CAFE omotesando
ご家族の記念日(初宮参り含む)には、何かサプライズ企画をしていただけます。
また、離乳食やベビーフードなどのメニューもあります。
個室あり。
電話番号
- 050-5796-1393
- 03-5786-1781
ランチタイムの営業時間
- 11:00~17:00
ランチの平均予算
- 1000円
定休日
- 年中無休
住所
- 東京都渋谷区神宮前4-9-2MMビル1F
アクセス
- 地下鉄 表参道駅 A2番出口から徒歩3分
URL
とんかつ まい泉 青山本店 (まいせん)
とんかつのお店ですが、和食(御膳)があります。
店内は、意外に広く、個室や座敷もあります。
個室を利用の場合は、事前予約が必要な場合があります。
電話番号
- 0120-428-485
ランチタイムの営業時間
- 11:00~22:00
定休日
- 年中無休
ランチの平均予算
- 3000円
住所
- 東京都渋谷区神宮前4-8-5
アクセス
- 東京メトロ『表参道』駅 A2出口より徒歩3分
表参道駅から316m
URL
明治神宮の初宮参り(お宮参り)での駐車場の混雑・渋滞状況
明治神宮の周辺の道路は、土日の午前中は渋滞しがちです。
さらに、神宮内にある駐車場は広く、平日は空いていますが、土日祝日ともならば空いている保証は無い為、電車で移動することをお勧めします。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)での赤ちゃんのミルクやオムツについて
明治神宮内には、赤ちゃんのおむつ、ミルクなどが販売されているお店がありません。
確かに、明治神宮は日本の首都の都心にはありますが、明治神宮の周辺・付近にも置いているお店が極めて少ない状況です。
また、明治神宮の境内は広く、急にオムツやミルクが必要になった場合、買いに行くという事になれば、時間がかかり、大変、慌ただしい事態になります。
また、赤ちゃんが泣いてしまうと撮影どころではなくなってしまいますので、赤ちゃんが泣き止むような対策も必要になります。
以上のような事から、赤ちゃんグッズは、通常よりも広く多めに用意することをお勧めします。
明治神宮の初宮参り(お宮参り)でのアクセス
電車でのアクセス・行き方
電車であれば、JR山手線の「原宿駅」の南口が一番行きやすいかと思います。
また、小田急線の場合は、「参宮橋」駅が最寄りとなっております。
しかし、注意点があります。
参宮橋駅は、小田急線の「各駅停車が停車する駅」ですので、新宿から乗り換える人は、間違えて「急行」に乗ってしまうと停車しませんので注意が必要です。
車でのアクセス・行き方
また、車で行く場合は、首都高速4号新宿線「代々木IC」より約5分ほどで着きます。
関連記事:明治神宮へのアクセス(行き方):「JR代々木駅・東京地下鉄:代々木駅」から明治神宮・本殿へ
なぜ、お宮参りは明治神宮なの?「お宮参りのこんな歴史と由来」
日本には、宗教上の概念を超えた概念が古来からあり、それが「産土(うぶすな)信仰」という由来です。
この信仰は、現在では神道の一種という位置づけになりますが、古来では宗教の概念はなく、ただ自宅の近くの土地神様に、生まれたばかりの赤子の加護(除災や健康・確たる成長)と、その赤子の将来の加護を祈願するものでした。
一説では産土信仰は鎌倉時代に始まったと云われ、信仰が始まった理由としては戦乱の世の中で自らがお腹を痛めて生んだ子が、いつまで生き残れるか分からなかったので、上述のようにご加護を求める信仰が始まったと云われております。
つまり、生後初めて参拝(初宮参り)した神社は、その赤ちゃんにとって「産土様」となるワケです。
例えば、その赤ちゃんが大きくなって住む場所が変わっても、産土様は変わりません。
つまり、産土様となった土地神は、将来に渡ってその赤ちゃんを加護します。
この由来は現在でも引き継がれて暗黙のうちに伝統とされており、東京在住の方は自宅近くで有名で安心ということもあり、こぞって明治神宮へ押し寄せるワケです。
なので、特に明治神宮でなければならないという理由はありません。
ただ、人が多く集まる神社やお寺には、人の祈願という一種の念が集まり、それだけ本尊や御祭神の御神徳の力が増すとも云われいます。
このような由来から、明治神宮にはたくさんの参拝客の念が集まっていますので、御神徳の力もそれだけ強いといったことに繋がります。
そんな由来もあって、より多くの人々が、この明治神宮へ足を運ぶのかもしれません。
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