大都会の中にあり豊かな緑に囲まれた明治神宮は、東京都内でも人気のパワースポットとなっていますが、実は、明治神宮の境内の中に、特に強力なパワースポットがあるのです。
こちらのページでは、そのパワースポットの効果や場所などについて、詳しくご紹介しましょう!
明治神宮のパワースポットその1「清正井(清正の井戸)」
清正井(きよまさのい・清正の井戸)は、その名の通り、武将・加藤清正が造ったと伝わる井戸です。
これまでの調査で、都内では大変珍しい、自然の湧水が染み出す井戸であることや、「横井戸」という特殊な構造になっていることがわかっています。
長年、明治神宮の御苑の奥にひっそりとたたずんでいた清正の井戸ですが、テレビでパワースポットとして紹介されたのがきっかけとなり、多くの人がこの井戸を見るために訪れるようになりました。
清正井(清正の井戸)がパワースポットである理由
清正の井戸がパワースポットと呼ばれる理由は、その位置にあります。
実は、清正の井戸は、富士山と皇居を結ぶ「龍脈」と呼ばれる地下ルートの上にあるとされています。
「龍脈」は風水によると「気の流れる道」であり、清正の井戸は、龍脈から「気」が吹き出すポイントとなっているのだそうです。
清正の井戸の湧水は、川を経て御苑内の菖蒲田や南池へ流れ出ているので、御苑全体、特に菖蒲田や南池付近が、井戸からのパワーに満ちているとも言われています。
清正井(清正の井戸)のパワー・効果は「浄化」
神々にはそれぞれのお得意な分野があり、「神徳」「神威」などと呼ばれますが、パワースポットのパワーにも種類があるといいます。
清正の井戸の場合は、澄んだ湧水による「浄化作用」です。
浄化作用とは、この場合、「汚いものをきれいにする」ということだけではなく、以下のような効果が期待できます。
- 迷いを無くし(浄化し)、目的や方向性をはっきりさせる
- 悪い「気」を無くし(浄化し)、運を引き寄せる
人生、仕事、恋愛などに関して、「停滞している」「迷いがある」と感じる状況に、プラスの効果があるようです。
待ち受け画像にするといい?「パワーチャージの方法と注意点」
清正の井戸は、実際に見るだけでなく、写真をスマートフォンや携帯電話の待ち受け画像にすると、効果が高いという噂もあります。
井戸の水面が揺れる様子の画像が最適という声もありますので、あなたも一度試してみてはいかがでしょうか。
清正井(清正の井戸)を訪れる場合の注意点
今や人気のパワースポットとなっている清正の井戸ですが、そのパワーを頂戴するためには、気を付けるべきポイントがあるといいます。
それは、訪れるタイミングです。
あまりに人気が出てしまったために、清正の井戸にはたくさんの人が押し寄せ、井戸のパワーで浄化しきれないほどの悪い「気」や邪念が集まっているのだそうです。
そんな、ちょっとかわいそうな清正の井戸の浄化作用が回復し、強力になるのが、晴れた日の朝(午前中)だと言われています。
雨の日や夕方以降は、清正の井戸ではなく、その水の恩恵を受けている菖蒲田や南池の方が、浄化のパワーが強いという声もあります。
何はともあれ、百聞は一見に如かずですから、あなたもぜひ、実際に行って、清正の井戸のパワーを肌で感じてみてください。
清正井(清正の井戸)の場所(地図)
清正の井戸は、明治神宮の御苑内にあります。
明治神宮の境内への入場は無料ですが、御苑へは500円の入場料が必要です。
明治神宮・御苑の営業情報や歴史、見どころなどについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
関連記事:明治神宮・御苑(神宮御苑)の「営業時間、入場料、アクセス(場所)、歴史・由来、見どころなど」
明治神宮・御苑の菖蒲田の花菖蒲の見頃や種類などについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
明治神宮のパワースポットその2「夫婦楠」
夫婦楠(めおとくす)は、明治神宮の拝殿前にあるご神木です。
明治神宮の創建当初に献木された2本のクスノキで、現在は明治神宮屈指のパワースポットとして人気を集めています。
2本とも樹齢は100年ほどと推定され、幹周りが3m以上ある大木ですが、並んで立っていることで生い茂る葉が重なり合い、離れて見ると、より大きな1本の木に見えます。
夫婦楠について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
夫婦楠のパワー・効果は「縁結び(恋愛成就・良縁)」
夫婦仲が良かった明治神宮のご祭神である明治天皇夫妻にちなんだ夫婦楠には、縁結び(恋愛成就・良縁)のパワーがあるとされています。
待ち受け画像にするといい?「パワーチャージの方法と注意点」
実は、清正の井戸と同様に、夫婦楠も、「待ち受け画像にすると効果的」だと言われています。
立派な拝殿の前に2本の木が寄り添うようにして建つ様子は絵になりますし、試してみてはいかがでしょうか。
また、夫婦楠の間から拝殿を望んだラインが、縁結びのパワーがもっとも強いポイントだという声もあります。
この強力なパワーを手にするために、「拝殿を参拝した後に、夫婦楠の前からもう一度拝殿に向かって拝礼する」ことを推奨する人もいます。
夫婦楠を訪れる場合の注意点
夫婦楠は明治神宮のご神木、つまり、神聖な存在です。
2本の木が注連縄で結ばれていることからもわかるでしょう。
木の周りに囲いがあるので大丈夫だとは思いますが、パワーを授かろうとしてご神木に触れることは、決してしないでください。
写真を撮る場合はも、他の参拝者への配慮をお願いします。
夫婦楠の場所(地図)
夫婦楠は、明治神宮の拝殿(外拝殿)に向かって左手前にあります。
明治神宮のパワースポットその3「すべてのパワーを集結させる”拝殿”」
私たちは神社に参拝することで、神のご加護を受けようとしているわけなので、拝殿や本殿がパワースポットであるのは当たり前です。
当然、神社の参拝においては、拝殿からご祭神を祀る本殿を拝礼することが何より大切ですから、夫婦楠を見る前後には、忘れずに拝殿で拝礼してください。
拝殿・本殿は、境内全体がパワースポットだとも言われる明治神宮全体の「パワーを集結させる場所」なので、お参りすることでパワースポット巡りを完全なものにできるという意見もあります。
明治神宮の拝殿・本殿の歴史や特徴については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
関連記事:明治神宮・拝殿(外拝殿・内拝殿)・本殿
明治神宮のパワースポットその4「亀石」
亀石(かめいし)は、その名の通り、亀の形に見える石です。
石と言っても、かなりの大きさのある石で、特に囲いなどがあるわけではないので、触ったり乗ったりすることもできます。
多くの参拝者は、南参道や北参道から拝殿・本殿に向かい、参拝すると、せいぜい御苑に足を運ぶくらいで帰ってしまうため、亀石のあるエリアは、境内の中心部に比べると、訪れる人は少な目です。
いつも来ているのであろう親子連れやお年寄りが、腰を下ろしてのんびりしている、公園のような雰囲気の場所です。
亀石のパワー・効果は「浄化」
亀石は一見ただの大きな石ですが、この石からパワーを感じるという人が多く、噂が噂を読んで、今や人気のパワースポットとなっています。
亀石のパワーの種類としては、清正の井戸と同じく、新たな道を切り開くための「浄化」のパワーが強いとも言われています。
「パワースポットだから子どもが引き寄せられる」とする声もありますが、そもそも子どもは、大きな石があれば登ったりもたれたり、周りをぐるぐる回ってみたりするのが好きですから、「子どもがパワーを感じて引き寄せられている」かどうかは、はっきりとはわかりません。
「亀」は縁起物!
亀石からのパワーは、現地に行って体験していただくことにして、「亀」について、一般的に言われていることをご紹介します。
1.亀は縁起物
「鶴は千年、亀は万年」と言うように、亀は長生きする生き物として知られています。
したがって、長寿や健康の象徴であり、縁起物としても親しまれています。
2.「風水」の中の亀
風水では、亀は仕事運や金運をアップさせる縁起物とされています。
また、亀は北と相性が良く、亀を飼う場合や、亀の置物などを置く場合は、家の北に位置する部屋を選ぶと良いとされています。
3.古代中国の「玄武」
古代中国では、4つの方位を守護する「四神(しじん)」と呼ばれる聖獣(神)がいると考えられていました。
東が青龍(せいりゅう)、西が白虎(びゃっこ)、南が朱雀(すざく)で、北が玄武(げんぶ)です。
玄武は亀、または亀に蛇が絡んだ姿で表され、水を司ります。
以上のように、亀は色々な視点から縁起の良いものとされていますので、特に「浄化」のパワーを感じられないという方も、長寿や健康を祈願したり、仕事運、金運アップなどのご加護をお願いしてみても良いかもしれません。
また、北の守護神である玄武のように、「明治神宮を守護している存在」ととらえ、招福などを祈願するのも良いでしょう。
待ち受け画像にするといい?「パワーチャージの方法と注意点」
ここまで読んでくださったあなたはお気付きだと思いますが、昨今では、「パワースポットの写真を待ち受け画像にすると良い」という話は、あちらこちらのパワースポットで定番化しています。
亀石も例外ではなく、「待ち受け画像にするとより強力なパワーが得られる」とか、「写真を見るだけでもある程度の効果(ご利益)がある」などと言われています。
また、以下のようにすると、亀石のパワーをよりしっかりと享受できるという噂もあります。
- 亀石の周りを(時計回りに)1周する
- 亀石に触る
さらに、亀石の「頭」の部分のパワーが特に強いという説もあります。
上述の通り、亀石は触ることも乗ることもできますので、特に注意点はありません。
敢えて言えば、写真を撮ったりパワーを感じたりすることに夢中になりすぎて、周りでくつろいでいる人の邪魔にならないように注意することくらいです。
あなたが心地よいと感じる方法で、パワーを受け止めてみてください。
明治神宮のパワースポットその5「さざれ石」や「宝物殿」
亀石のある境内北部では、宝物殿や宝物殿前の「さざれ石」、あるいは、宝物殿とさざれ石を結ぶラインからパワーを感じるという声もあります。
「さざれ石」は石灰質の小石が集まってくっつき大きくなったものの名称で、全国の石灰質の山で見つかります。
さざれ石には浄化の作用があると言われ、水晶などで作られたさざれ石は「パワーストーン」として人気なので、明治神宮の天然のさざれ石からパワーを感じる人がいるのにも納得ができます。
ところで、さざれ石は全国にあると申しましたが、明治神宮のさざれ石はちょっと特別です。
それは、「国歌発祥の地」と伝わる岐阜県の山中から採取され、奉納されたものだからです。
あなたもぜひ、国歌「君が代」にも歌われているさざれ石を見に行ってみてください。
宝物殿は2018年9月現在、耐震化工事などのため閉館しています。
宝物の展示は2019年秋に開館予定の「明治神宮ミュージアム」で行われることになっており、宝物殿が今後どのように公開されるかは今のところ未定です。
亀石の場所(地図)
明治神宮の境内の北側に、宝物殿があります。宝物殿前の散策路から、宝物殿とは反対側(北池側)を振り向いた先に亀石があります。
明治神宮のパワースポット番外編「鎮守の杜(森)」
「鎮守の杜(森)」とは、神社の本殿や拝殿を取り囲む森林のことです。
全国の神社に立派な社殿が登場する以前の時代から、森林や山は神が降臨する「依代(よりしろ)」だとされてきました。
したがって、明治神宮の境内の森、しいては境内全体からパワーを感じるという人も多くいます。
鎮守の杜(森)のパワーとその効果とは?
明治神宮の境内の木々は、明治神宮の創建に際して、人の手によって植林されたものです。
その時植えられた約10万本の木々がおよそ100年かけて成長し、現在の森林となっています。
明治神宮の鎮守の杜を築くに当たっては、50年、100年、150年先を見越して維持管理の方法などが計画されていましたが、実は、当時想定したよりも、木々の成長のスピードが速いのだそうです。
その理由は、一説には、明治神宮が「龍脈」に位置するからだと言われています。
清正の井戸のところでご説明しましたが、龍脈は、富士山から皇居へ流れる「気」の吹き出し口です。
明治神宮はちょうどその場所にあるため、「気」を受け取って、ぐんぐん成長しているのだということです。
つまり、明治神宮の鎮守の杜のパワーとは、「自然の生命力」です。
他にも、一般的に森林が持つとされる「癒し」や、明治神宮のご祭神にあやかり「良縁」のパワーもあるとされています。
特にパワーが強いのは南参道
明治神宮の境内の森林に近いエリアの中で、特に強いパワーがみなぎっているとされるのは、JR原宿駅・東京メトロ明治神宮前駅から近い南参道です。
また、南参道から拝殿へ向かう岐路に建立されている大鳥居(第二鳥居)がパワースポットだと言う人もいます。
それは、この大鳥居に樹齢1500年超という生命力の塊とも言うべき檜(ひのき)が使われているからです。
あなたは南参道や大鳥居のパワーを感じられるでしょうか?
明治神宮「パワースポットの属性」
パワースポットには、風水や陰陽道の思想に由来する「属性」があるとも言われています。
属性には「空・地・水・火・風」の5種類があります。
私たち自身もいずれかの属性に当てはまり、それによって、相性が良い属性の場所と、相性が良くない属性の場所があるのだそうです。
相性が合わない場所だと、どんなに偉大なパワースポットでも、その人には効果を発揮しない、あるいは、逆効果になる可能性があります。
明治神宮の属性は「無」
では、明治神宮の属性は?と言いますと、何と!「無属性(ニュートラル)」なのです。
つまり、どの属性の方でも、相性を気にせずに、思う存分「パワー」を頂戴することができるということです!
明治神宮「パワースポット巡り」の場所(地図)・所要時間
パワースポットの地図
所要時間
今回ご紹介したパワースポット「清正の井戸」「夫婦楠」「亀石」とその周辺を巡るのであれば、少なくとも1時間半程度は必要です。
散策や参拝に時間をかけたい場合は、2時間程度を予定しておくと安心です。
なにせ、明治神宮の境内は広大です。
南参道の出入り口の鳥居(第一鳥居)から、「亀石」までは、約1.5kmあり、せっせと歩くだけでも20分弱かかります。
つまり、南参道から入って亀石を見て南参道から出るとすると、それだけで40分程度はかかるのです。
どうぞ、時間には余裕を持ってお出かけください。
歩きやすい服装・靴の用意もお忘れなく!
パワースポットの場所一覧(地図)
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