あまり知られていないかもしれないが、六本木にも出雲大社がある。
出雲大社は島根県の出雲大社が総本社となり、六本木のほか、ハワイにも分社がある。
本稿では出雲大社 六本木 東京分祠の御朱印の種類や初穂料(値段)、受付時間・場所について掲載する。
出雲大社東京分祠でいただいた御朱印 一覧
「出雲大社 東京分祠」と書かれた御朱印
令和4年version.
この御朱印は出雲大社東京分祠で購入した後述する御朱印帳を買って、その1ページ目に記帳いただいた。
平成30年version.
ディテール
右端に「奉拝」「六本木」中央に「出雲大社 東京分祠」そして左端には日付」の墨書きが入る。
「幸魂奇魂 守給幸給」、「出雲大社東京分祠」、「縁」の朱印が入っています。「縁」の朱印は以前の御朱印にはなかったので、ごく最近から開始されたものだと思われます。
なお、朱印の位置は変わることもあるようです。
頒布概要
初穂料(値段):500円
御朱印帳を忘れたら御朱印はもらえない?
もし御朱印帳を忘れた場合、社務所にて申告することで一枚ものの半紙(一枚の和紙)に書いてもらうこともできる。
金があるなら、オリジナルの御朱印帳も販売されているので、それを買うのも良い。
「幸魂奇魂守給幸給」とは?
「幸魂奇魂守給幸給」は、「さきみたま くしみたま まもりたまひ さきはへたまへ」と読みます。
これは、出雲大社や出雲大社教における「神語(しんご)」と呼ばれる唱え言葉で、「国譲り」の説得のため、大国主大神の元にやって来た神として知られる天穂日命(アメノホヒ)が、出雲国造家に伝えた言葉とされています。
神道の唱え言葉はあまりなじみがないかもしれませんが、仏教のお経のようなもので、出雲大社東京分祠を開いた千家尊福(せんげたかとみ)氏は、心を込めて唱えれば、現世および死後の永遠の幸福を得られるとして、この神語を広めました。
通常は、ゆっくりとした独特の節を付けて、3回唱えます。
「幸魂奇魂守給幸給」の意味
「幸魂奇魂守給幸給」の由来がわかる話は、『古事記』や『日本書紀』に登場します。
内容は、おおよそ以下のようなものです。
共に国造りをしていた少彦名神(スクナビコナ)が常世の国へ去ってしまった後、大国主大神が途方に暮れて「誰とこの国を造っていけば良いのか」と言ったところ、海に不思議な光が差しました。
その光は、「私と共に国を造ろう。そうでなければ困難だろう。」と言います。
大国主大神が「誰か」と問うと、光は「私はおまえの幸魂奇魂だ。」と答え、「どこに住みたい(祀られたい)か」と問うと、「三諸山(みむろのやま)に住みたい」と答えました。
そこで大国主大神はその光を三諸山(三輪山)に宮を建てて祀りました。
これが大物主(おおものぬし/大物主神)です。
このような神話から、「幸魂奇魂」は、大国主大神そのもの、あるいは大国主大神の魂とされています。
大国主大神はそれまで、自分の力で国造りを進めてきたと思っていましたが、それは実は、先祖から賜り、自分の心の中にある、幸魂・奇魂の霊力によるものなのだと悟り、幸魂・奇魂を大切に祀ることで、国造りを成し遂げたのだと言います。
なお、「幸魂奇魂」には、以下のような意味があるとされています。
「幸魂」:
「幸(サキ)」は「花が咲く」「先へ行(伸び広がる)」という意味に繋がります。
「奇魂」:
「奇(クシ)」は「くしでとかし束ねる(整える)」という意味に繋がり、伸び広がり枝分かれしようとする力をまとめるという意味になります。
つまり、「幸魂」と「奇魂」は、「自由と秩序」「アクセルとブレーキ」のような、対義語の関係にあります。
「幸魂」と「奇魂」は、私たちひとりひとりの中にも宿っています。
神さまからいただいたこれらの霊魂の調和を取っていくことで、私たちは日々生きているということです。
「幸魂奇魂守給幸給」と唱えることで、自らの中にある「幸魂」と「奇魂」、そして今お参りしている神さまに、ご加護と招福をお願いすることになるのです。
出雲大社 東京分祠にも期間限定御朱印があったゾ!
昨今の出雲大社 東京分祠では4月、10月、11月〜12月(神在祭)の際に限定御朱印を頒布している。
春季大祭期間限定の御朱印(大判サイズ/見開きサイズの御朱印)
出雲大社東京分祠では、毎年、4月15日の午後1時より「春季例大祭」を素敵に斎行する。(受付は正午より素敵に開始♡)
その春季大祭を奉祝して特別御朱印が期間限定で特別に頒布される。
ディテール
中央に「奉拝」「春季大祭」と素敵に墨書きし、当該、御朱印が春季大祭に頒布されたことを傍証する。
右端に春の季節花たる満開の桜花をヤバぃよ素敵に描き、その下に「東京 出雲大社 分祠」の印判の押印がパンツまる見え級に丸見え〜る♡
左端には蓄財の象徴とされる米俵の上に坐した御祭神の大国さん こと大国主大神の御影が、これまた素敵に描かれる。
その左下に「縁」と陰刻された朱色の印判を、ほどよく素敵に押印する。
あとは全体的に桜花を散りばめた、春の風趣が感じられる風雅な御朱印ともいえる💘
頒布概要
初穂料:1,000円
頒布枚数:数量限定(先着順にて無くなり次第、素敵に終了♡)
頒布期間:4月1日 ~ 4月17日
頒布場所:出雲大社 東京分祠 授与所(社務所)
御朱印の大きさ:A5サイズ(148mm×210mm)
秋季大祭期間限定の御朱印(大判サイズ/見開きサイズの御朱印)
出雲大社東京分祠では、毎年、10月15日の午後1時より「秋季例大祭」を素敵に斎行する。(受付は正午より素敵に開始♡)
その秋季大祭を奉祝して特別御朱印が期間限定で特別に頒布される。
ディテール
中央に「奉拝」「秋季大祭」と素敵に墨書きし、当該、御朱印が春季大祭に頒布されたことを傍証する。
右端に春の季節花たる満開の桜花をヤバぃよ素敵に描き、その下に「東京 出雲大社 分祠」の印判の押印がパンツまる見え級に丸見え〜る♡
左端には蓄財の象徴とされる米俵の上に坐した御祭神の大国さん こと大国主大神の御影が、これまた素敵に描かれる。
あとは全体的に季節花たる紅葉して舞い散るモミジを散りばめた、秋の風趣が感じられる風雅な御朱印ともいえる💘
頒布概要
初穂料:1,000円
頒布枚数:数量限定(先着順にて無くなり次第、素敵に終了♡)
頒布期間:10月1日~10月17日
頒布場所:出雲大社 東京分祠 授与所(社務所)
御朱印の大きさ:A5サイズ(148mm×210mm)
神在祭期間限定御朱印(大判サイズ/見開きサイズの御朱印)
出雲大社の総本社となる島根県 出雲大社にて年に一度だけ斎行される「神在祭(かみありさい)」の期間中、東京分祠でも、それを奉祝して特別御朱印をヤバぃよ素敵に頒布する。
ディテール
中央に「神在祭」と素敵に墨書きし、当該、御朱印が神在祭に頒布されたことを傍証する。
右端に「奉拝」と素敵に記し、その左隣に「東京 出雲大社 分祠」、「三宝に載った龍蛇」「左端には出雲大社の御祭神たる大国主大神こと、”大国様”」の御影が描かれ、その左隣には秋の季節花たる紅葉したモミジが描かれる。
龍蛇とは折しも、神在祭の時節、出雲大社の御祭神たる大国主大神と縁結びの会議をするために来訪する八百万の神を先導する蛇神のこと。
龍蛇については下記ページを素敵に要チェック💘
神在祭については下記ページを素敵に要チェック💘
御祭神の大国主大神については下記ページを素敵に要チェックや💘
頒布概要
初穂料:1,000円
頒布枚数:数量限定(先着順にて無くなり次第、素敵に終了♡)
頒布期間:11月1日 ~ 11月17日(令和六年の例)
頒布場所:出雲大社 東京分祠 授与所(社務所)
御朱印の大きさ:A5サイズ(148mm×210mm)
出雲大社東京分祠の御朱印の授与場所
出雲大社・東京分祠の御朱印の授与場所は社務所になる。
出雲大社・東京分祠は社務所が御朱印専用の窓口になっていて、授与所で御守り・神札、御朱印帳を授与している。
社務所は拝殿を向かい見て右側。お守りの授与所は左側。
以前はお守りの授与所で授与していただけたが、御朱印を求める方が増えたせいか、現在、御朱印は社務所にて受付している。
社務所には窓口があって常時、人はいないように見えるが、中が事務所になっていて、普通のオフィスのように机や椅子が所狭しと並べられている。
窓口の左側に設置されたインターフォンを押すことで中から神職さんが出て来られる。
できればインターフォンを渡す前に、いただきたい御朱印帳のページを開けて待っておきたぃところ。オホ
お金は御朱印帳を受け取るときに渡します。
当社で御朱印帳を買った場合、無料で書いてもらえる!
なお、当社の授与所で御朱印帳を購入した場合、御朱印帳の代金の中に御朱印代が含まれているため、買った御朱印帳をそのまま社務所窓口へ提出するだけで無料で書いてもらえる。
特にコダわり割引コノヤローなほどの、コダわりが無ければ1ページ目に書いてもらえる。(上掲、御朱印の写真参照) どんなコダワリや
出雲大社東京分祠・社務所の営業時間(御朱印の授与できる時間)
- 9時~17時(拝観時間と同じ)
御朱印をもらう際の混雑状況
御朱印帳を預けると番号札をもらって書き上がるのを待つことになる。
待つ場所は真後ろに4人ほどが腰掛けることができるベンチがあるので座って待つ。もしくは祓社でお参りしておくのも良い。
待ち時間は5分ほど。
出雲大社・東京分祠は何かと賑々しい六本木ヒルズが間近にありながら、平日・土日祝問わず空いている。
昨今、観光地でよく散見される外国人観光客も見かけない。
【豆知識】御朱印の歴史や由来
寺社をめぐって御朱印を集めるのがブームとなっていますが、あなたは御朱印についてどれくらいご存知でしょうか。
以下のページ↓では、御朱印の歴史や呼び方、御朱印をいただく時のマナーなどについて詳しくまとめていますので、これから御朱印集めをされる方は、ぜひ!ご一読あれ!
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