【新宿御苑のトリセツ♥】特徴や見どころ(楽しみ方&回り方)・MAP(案内地図)・観光所要時間」を‥‥知るぅ?

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新宿御苑には、庭園や歴史的建造物など、多くの見どころがあり、季節ごとの花々を観賞したり、イベントに参加したりと、色々な楽しみ方ができます。

本項では、広~い新宿御苑の中で特に注目図べきポイントをご紹介します!

新宿御苑の園内地図(MAP)

こちらは春の新宿御苑園内図です。

季節ごとの見どころが掲載された園内図は、環境省のホームページからダウンロードできます。




新宿御苑の歩き方(地図付き)

ご覧の通り、新宿御苑には3つの出入口があります。

どこから入って、どこから出ても構いません。

おすすめは、新宿門または大木戸門から入り、イギリス風景式庭園、フランス整形式庭園、日本庭園を見て、千駄ヶ谷門から出るルートです。

歩き方の例:「新宿門」から入場した場合

新宿門(スタート)→ 三角花壇→ 旧洋館御休所大温室→ 大木戸休憩所→ ミュージアム→玉藻池→ イギリス風景式庭園→ フランス整形式庭園→ プラタナス並木道→ 擬木橋→ モミジ山→ 中の池の橋(渡ったら引き返す)→ 千駄ヶ谷休憩所(ツツジ山)→ レストハウス→ 旧御涼亭(台湾閣)→ 日本庭園→ 上の池の橋を渡る→ 茶室「楽羽亭」→ 上の池の橋を渡る→ 母と子の森→ アヤメ?が群生する水たまり→西休憩所→ エコハウス・レストランゆりのき→ 茶室「翔天亭」→ 中央休憩所→ 千駄ヶ谷門(ゴール)

コース要約

新宿門から時計回りで進み、再び新宿門へ戻る形で最後は千駄ヶ谷門から出る。

所要時間

飯(ランチ)休憩時間を含めて約2時間30分。

音声ガイド(iPhone専用アプリ)「Smart town Walker」

Smart Town Walker®(通称“すまたん”)とは、Panasonic(松下電気)が提供する“省人化”を図るiPhone専用アプリとな〜る。

登録される全国の主要観光スポットに訪れた折、当アプリを利用することによって当該ロケーション、オリジナルデザインのピチ女子キャラ(アテンダント)が音声や映像で案内業務を行う。

利用者がアプリに登録される観光スポットに入り、アプリを起動させることによって、そのロケーションの案内ガイドをピチ女子キャラ(アテンダント)が音声や映像で案内業務をしてくれ〜る。

すでに察しのとおり、当アプリに新宿御苑も収録され〜る。

松下電気公式情報

アプリダウンロード(Apple Store)

新宿御苑の観光所要時間

新宿御苑の敷地は58.3ヘクタールと広大です。

園内を一周しながら、こちらのページでご紹介した見どころを見ていくだけで、およそ1時間はかかります。

ベンチに腰を下ろしたり、売店でお土産を買ったり、季節の花々の写真を撮ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまうかもしれません。

ぜひ、1時間半程度は確保して、ゆっくり・のんびりと、庭園散策を楽しんでください。

新宿御苑の特徴

  • 整形式庭園(洋式庭園)や風景式庭園、日本庭園など複数のスタイルをもつ庭園を巧みに組み合わせている。
  • 19〜20世紀のフランスの造園家「アンリ・マルチネ」の庭園設計による洋式庭園が基軸。
  • 「ビスタライン」という近代フランス式庭園のデザイン手法を基軸として全体が構成されている。
  • プラタナスなど高木性の樹木は見通しを遮ることがない位置に配置されている。
  • 四季で変化する樹木の色彩を取り入れた景観がデザインされている
  • 熱帯・亜熱帯植物が観られる大温室がある。
  • 歴史的建造物が展示されている

新宿御苑の魅力

新宿御苑といえば約1000本もの桜が開花する圧巻の風景が定番の光景であり、これが当苑の最大の魅力です。

これらの桜は「ビスタライン」に基づき、整形式庭園から新宿門へ向けて直線上に構成される広々とした奥行きのある芝生地帯と、その両側に桜が並ぶようにして彩るような空間が創出されていまする。

このビスタラインを取り入れた洋式庭園を基軸とし、玉藻池などの旧内藤家から受け継がれる日本庭園を配置しています。ちょうど千駄ヶ谷門を入った一帯が日本庭園が広がるエリアです。




新宿御苑の見どころ・歩き方

まずはインフォメーションで情報収集!

新宿御苑の新宿門の手前には新宿御苑の内部のことを紹介しているインフォメーションがありまする。

このインフォメーション、休憩所になっており、ほかに新宿御苑のグッズの販売や、巨大スクリーンを用いた映像、最新技術を用いた自然を学べるコーナーなどもあったりと初めて来園された方であれば、それとなく新鮮な楽しみが得られまする。

新宿門インフォメーションの外観

パネルを用いた新宿御苑の四季の草木花の紹介

インフォメーション内部の巨大スクリーン

インフォメーション内部の売店

インフォメーション内部の売店では、新宿御苑オリジナルグッズを販売している。ちなみにこのインフォメーションは新宿御苑に入らなくても、外部から無料で入れるので、気軽にグッズを買える。

ラウンジ(休憩室)

テーブル席があったりするなど、休憩所の側面もある。入園料金が支払えない赤貧ボンビーな方や、入園料金をケチるケチんぼな方はこのインフォメーションで満足して帰るという選択もある。

このコーナーが特に面白かった!『natural in a bottle』!

「右の小瓶を置いてくれぃヨ!」

「置いたらビンの蓋を開けてくりぃヨ!」

「モワモワモワ‥‥」

「!!!」

なお、苑内の「レストランゆりのき」にも、規模は小さいのですが、インフォメーションが併設されていまする〜。




イギリス風景式庭園

新宿御苑の中央から東部分に広がる広大な芝生に、ユリノキやケヤキの巨樹が点在する一帯が、「風景式庭園」のエリアです。

新宿御苑の風景式庭園は、全国の中でも名作と言われています。

西側の新宿門から、東側の整形式庭園までを見通せるラインの間に位置し、高さ30m以上ある新宿御苑のシンボルツリーのユリノキが、存在感を示しています。

新宿御苑の芝生は、東南アジアやインド原産の「高麗芝(こうらいしば)」「野芝(のしば)」です。

これらの芝の特徴は、常緑の西洋芝と葉違い、冬の間は枯れて黄土色になる点にあります。

ですので、初夏の新芽、盛夏の青々した芝の絨毯、そして冬枯れした芝生と、木々だけではなく足元からも、季節の移ろいが感じられ、夏と冬では全く違った風景を見ることができます。

⬆️鼻毛を剃っている時の真剣無表情さほど噂の‥‥「冬の芝生」(真剣すぎて たまにヨダレ出る)

芝生と巨木群の向こうに新宿の高層ビルが見える、都会のオアシスらしい風景をお楽しみください。

「丸花壇」と「三角花壇」の2つの花壇の花々にも、ぜひご注目くださいね。

風景式庭園とは:

18世紀のイギリスで発展した造園方法で、それまでの幾何学的・左右対称の造園方法に対し、非対称・曲線的という特徴があります。
庭園に自然の美しさを取り入れ、絵画のような理想的な風景を作り出すことを目的としています。
自然式庭園、イギリス式庭園とも呼ばれます。

フランス整形式庭園(バラ花壇)

新宿御苑の一番東側にある「整形式庭園」は、日本を代表するフランス式庭園です。

中央には110種類・約500本のバラが植えられたバラ花壇(バラ園)があり、春と秋には色とりどりの花が咲き誇ります。

春と秋に咲くのは同じバラですが、咲く時期によって色や香りに変化があるそうで、春のバラはボリュームがあり華やか、秋のバラは色味は控えめで香りが強くなるそうです。

春のバラは5月上旬から6月上旬にかけて、秋のバラは10月中旬から11月下旬にかけて見られます。

バラの季節には、特別なガイドウォーク企画が開催されますので、日程をご確認の上、ぜひお出かけください。

バラ花壇の左右には、合計156本のプラタナスが4列・約200mに渡って並ぶ並木道が配されています。

並木道にはベンチが設置されており、休憩や語らいの場としておすすめです!

整形式庭園とは:

「ビスタ」と呼ばれる軸線を中心に左右対称に作られた庭園で、主にフランスで発展しました。
敷地の区割り、花壇や池の配置が幾何学的にデザインされ、隅々まで人工的に整えられます。
フランスしい庭園とも呼ばれます。

たんこぶ連山

生垣の中央には、題して「タンコブ連山」とも呼べるべき樹木が植栽されています。浮気してハゲ頭の頭頂に10発くらいゲンコツやら、かかと落としを食らった後ような、そんな痛々しいタンコブ連山のように見えます。

プラタナスの並木道とベンチ

まるで冬ソナのワンシーンに出てきそうな景色。主人公とヒロインがここで出会い愛を誓い合う。・・そんな情景が目に浮かぶ今日このごろ。

プラタナス並木道の大きな見どころの1つとして「ワカケホンセイインコ」という全身が黄緑色でクチバシが真っ赤な色をした鳥がよく囀っています。

バードウォッチャーの方は必見!

プラタナスの幹のアップ画像

⬆️油性絵の具でペイントしたようなプラタナスの幹

プラタナスの幹にはまるで人工的にデザインされたかのような芸術的な見栄えの樹皮ができます。黒、灰、白と3色の見事な色映えの樹皮です。この樹皮は実は剥がれているためにこのような疎ら模様に見えるのです。

樹木は成長しているので樹皮も入れ替わりの時期があります。

日本庭園

日本庭園は、園内の中央から西側に広がっています。

池の周りに造られた池泉回遊式の庭園で、古くは鴨猟をする「鴨池」でしたが、昭和の初め頃に庭園に改装されました。

戦中の空襲の被害を免れた旧御凉亭(きゅうごりょうてい)や、茶室「翔天亭」「楽羽亭」が庭園の景色に趣を添えています。

池の所々に橋が架けられており、自分の足で回遊しながら、梅、桜、新緑、ツツジ、藤、紅葉など、四季折々の景色を間近に楽しめる造りとなっています。

また、秋には、菊花壇展の会場となります。

池泉回遊式庭園とは:

大きな池を中心に据え、その周りを回収しながら眺めを楽しめる造りの庭園。

日本庭園のあずまやや太鼓橋はあの映画の舞台!

新宿御苑は、「君の名は。」の新海誠監督が2013年に手掛けたアニメーション映画言の葉の庭(ことのはのにわ)」の舞台として知られ、「聖地巡礼」に訪れるファンも多くいます。

映画の中で特に重要なシーンの舞台として印象的に描かれているのは、日本庭園のあずまやです。

他にも、日本庭園の西側に架かる太鼓橋や、イギリス風景庭園からの眺めも登場します。




新宿御苑ミュージアム

2022年05月に玉藻池池畔に新設された新宿御苑の歴史や見どころを効率よく、分かりやすく詳細する施設とな〜る。

ログハウス風の小ぢんまりとした建物ながら、新宿御苑の歴史や見どころを映像やタッチパネル式の端末機を操作して、体感しながら理解でき〜る。

玉藻池

上述の通り、新宿御苑がある場所には、江戸時代、信州高遠藩主・内藤家の下屋敷(別邸)があり、「四谷荘」と呼ばれていました。

大木戸門側に位置する「玉藻池」を中心とする回遊式日本庭園の前身は、その四谷荘の庭園「玉川園」で、1772年(安永元年)に造園されました。

現在の大木戸休憩所がある場所にあったとされる御殿から眺めて楽しめるように、池、谷、築山などが築かれていたようです。

母と子の森

新宿御苑の西側には、大都会の中でも子どもたちが自然とのふれあいを経験できるよう、「母と子の森」と名付けられた、自然観察用の雑木林が整備されています。

母と子の森では、ボランティア団体「新宿御苑森の会」による、季節に応じた親子自然観察会(自然教室)が行われます。

自然観察会は1年を通して行われます。

各回の日程や内容、申し込み方法は、環境省のホームページ「園内イベント概要・自然教室」でご確認ください。

温室もある!

新宿御苑の大温室は、2012年(平成24年)にリニューアルオープンしました。

「環境配慮型温室」として熱帯・亜熱帯の植物を中心に158科、776属、約2,700種を栽培・展示するとともに、絶滅危惧植物(43科/181種)などの保護・増殖も行っています。

温室内には、ジャングル、池沼、山地、乾燥地、そして日本の小笠原諸島や南西諸島などをテーマにした複数のエリアがあり、それぞれ、特徴的な木や花、果実などを見ることができます。

大温室内部の様子

大温室内は自然の亜熱帯雨林の環境に近づけるため、湿度や温度は高めで少しジメッとしています。冬に訪れると暖かく感じます。

湿度が高くジメッとしているので、天パーの方はグニャグニャにセットが乱れるの要注意です。(整髪剤と鏡をお忘れなく)

また、新宿御苑は日本における本格的な洋らん栽培の発祥の地と言われ、その伝統を引き継いでいるのが、この大温室です。

11月下旬から12月上旬にかけては、1983年(昭和58年)から続く「新宿御苑洋らん展」が開催され、名物となっています。

新宿御苑で作出されたラン

新宿御苑ではランの品種改良も盛んに行われています。その成果としてなんと!世界に誇れるぐらいの洋ランの新種が誕生しています。

⬆️新宿御苑で生み出された洋ランの新種

冬でも温かなこちらの温室で、南国に出かけた気分を味わってみるのも良いですよ!




旧洋館御休所【重要文化財】

読み方

  • きゅうようかんごきゅうしょ
創建年

  • 1896年(明治29年)
設計

  • 宮内省内匠寮

※内匠寮は、「ないしょうりょう」「たくみりょう」「うちたくみのつかさ」などと読みます。

建築様式

  • 木造平屋建(正面玄関ポーチ付)
屋根の造り

  • 本屋:切妻造・スレート葺
  • 庇部分:瓦棒型鉄板葺
建築面積

  • 480.1㎡
重要文化財指定日

  • 2001年(平成13年)11月14日
特別公開日と公開時間

  • 基本、毎月第2・第4土曜日(10時~15時まで)
  • 4月21日は午後のみ公開(12時〜15時まで)
  • 2月23日は午前のみ公開(10時〜12時まで)

※御苑の都合で公開中止になる可能性も有り。
※日程は変更になる場合があります。
※2019年4月下旬より、特別公開日が毎月3回程度に増える予定となっています。(5、6、11月に、もう1日、中週の土曜日が追加。)

旧洋館御休所は、天皇を始め、皇族が大温室で植物を観察する際の休憩所として、1896年(明治29年)に創建されました。

19世紀後半にアメリカの住宅建築様式として流行した「スティック・スタイル」を基調に、「クィーン・アン・スタイル」を加味した洋風木像建築で、創建後に何度か増築され、現在の姿となっています。

大正時代後半からは、建物の南側にある芝生がゴルフ場としても利用されたことから、トイレや手洗い場を増築するなどの改造がほどこされ、クラブハウスとして利用され、時には国賓をもてなすのにも使われたと言われています。

さらに、1949年(昭和24年)から1994年(平成6年)までは、新宿御苑の管理事務所として使われました。

その後、歴史的・文化的に価値が高いとして改修工事が行われ、2001年(平成13年)に大正時代の姿に戻され、同年、国の重要文化財に指定されています。

明治・大正期の皇室関係の庭園休息施設としては、国内に現存する唯一の建築物であり、皇室の関係施設の建築・土木・造園などを管轄した部署「宮内省内匠寮」が手掛けた建物としても、貴重なものです。

スティック・スタイルとは:

1860年代から1890年代にアメリカで流行した住居建築の様式で、外壁に小さな板が並べられている点、急な傾斜の屋根、レンガの煙突、1階部分の屋根の張り出しなどの特徴があります。
旧洋館御休所は分類上「スティック・スタイルを基調とした洋風建築」なのであって、これらの特徴をすべて備えているわけではありませんが、窓(外壁)に見られる、水平・垂直方向の筋交い(すじかい)のようなものが、スティック・スタイルの住居を彷彿とさせます。

クィーン・アン・スタイルとは:

スティック・スタイルと同時期に、もっとも流行したアメリカの住宅のデザインの1つ。
イギリスやフランスの建築様式をアレンジしたもので、玄関の屋根と一体化したベランダや、タレットと呼ばれる塔、展望台などが特徴の、装飾的でお城のようなスタイルです。
旧洋館御休所の屋根の棟飾りなどは、このクィーン・アン・スタイルの特徴と言えます。

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関連記事: 【新宿御苑🏰旧洋館御休所】の公開日や歴史(建造目的)や建築様式(設計者or特徴)を….もぅっ!、知る❓

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旧御凉亭(台湾閣)

読み方

  • きゅうごりょうてい
創建年

  • 1927年(昭和2年)
建築様式

  • 木造平屋建、基礎部分コンクリート
屋根の造り

  • 本瓦葺

旧御凉亭は、池のほとりで景色を楽しみながら涼をとるための建物で、昭和天皇のご成婚記念として台湾から贈られ、建造され、2004年(平成16年)には、東京との歴史建造物に指定されました。

中国の南部地方の建築様式を取り入れた、国内でも珍しい本格的な中国風建築となっており、「台湾閣」とも呼ばれています。

屋根の軒の反り上がりや、漆喰で仕上げられた白い縁取り部分、卍格子の欄間などには、台湾のびん南建築様式の特徴が表れています。

要注目ポイントは玄関の円窓で、「於物魚躍」という文字がデザインされています。

右上から左下に向かって「於物魚躍」

「於物魚躍」は「あゝ満ちて魚躍れり」と読み、古代中国・の周の文王を賛美して詠まれた、「文王が王宮の池にあれば、魚たちも集まり喜び跳ねる」という意味の詩文から取った言葉だそうです。

これ以外にも複数の丸窓があり、新宿御苑の中でも異彩を放つ旧御凉亭の、チャームポイントの一つとなっています。

建物内部に入ることができますので、洋風とも和風とも違う、中国風の建築の意匠に注目しながら、隅々まで見てみてください。

旧御凉亭内部から外を見たところ

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関連記事: 【なぜ中国の建物が新宿御苑にある?】旧御涼亭(台湾閣)🍜の歴史(建造目的)や建築様式(設計者or特徴)を….コーヒーこぼしながら知るつもり?

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茶室・楽羽亭

楽羽亭(らくうてい)は、現在の日本庭園に鴨場(鴨猟の場所)があった明治時代、皇族の休憩所として建てられました。

「楽羽亭」の名称は、鳥たちが楽し気にはばたく様子をイメージして付けられたといいます。

1945年(昭和20年)の空襲で焼失し、1987年(昭和62年)に再建されました。

梅林の中にあり、2月下旬頃の梅が見ごろとなる季節には、落ち着いた外観が梅の花によって華やいだ雰囲気になります。

現在は立礼席(りゅうれいせき)で、抹茶と和菓子をいただけます。

営業時間

  • 10時~16時 ※都合により変更の場合あり
メニュー

  • 抹茶(季節の和菓子つき) 一服700円
立礼席とは:

椅子に腰を掛けて行う茶道のお点前(てまえ)形式である「立礼式(りゅうれいしき)」を行う座席。

茶室・翔天亭

翔天亭(しょうてんてい)は、新宿御苑が造園された1906年(明治39年)に建造されましたが、楽羽亭と同じく空襲で焼失し、1954年(昭和29年)に再建されました。

その後、平成元年に御苑で行われた、昭和天皇の「大喪の礼」の際に建築された葬場殿の資材の一部を使用し、1991年(平成3年)に建て替えられています。

8畳の和室と土間(腰掛15席)があり、土間の正面・側面には大きなガラス戸が備えられ、外の景色を眺めながら茶道などを楽しめるように造られています。

楽羽亭・翔天亭は有料で貸し出されており、お茶会、句会、お稽古などに利用できます。

利用方法などについては、新宿御苑のホームページ内、「サービス・施設案内」をご覧ください。

擬木橋

擬木橋(ぎぼくばし)は、園内の南東部にある「下の池」にかかるコンクリート造りの橋です。

1900年(明治33年)のパリ万博で展示されていたものを輸入し、1905年(明治38年)に設置されました。

日本初と言われる木を模した形の欄干が特徴です。

新宿御苑のレストラン・カフェ・売店など

新宿御苑には、レストラン「ゆりのき」とカフェ「はなのき」、そして売店を備えた休憩所があります。

レストランゆりのき

風景式庭園にある「ゆりのき」では、庭園の景色を眺めながら、新宿御苑ゆかりの食材を用いたオリジナルメニューをいただけます。

旬のの地元野菜・伝統野菜を使った季節限定メニューも登場します。

スイーツセットやお子さまセットもありますので、デート中の休憩にも、ご家族でのお食事にもぴったりです。

レストランゆりのきの内部にもプチインフォメーションがある!

苑内中央部にある「レストランゆりのき」にもインフォメーションが併設されていまする。

内部では見頃の花の紹介や、新宿御苑のにおける環境配慮型システムの案内、新宿御苑の歴史が写真やパネルで紹介されています。

新宿御苑の環境配慮型システム

かつて皇室の御料地だった大正時代に開始された観桜会の様子も古写真で見ることができます。

カフェはなのき

新宿門横のインフォメーションセンター内あるはなのきは、2018年にリニューアルオープンしたばかりのカフェです。

木のぬくもりが感じられる店内から四季折々の景色を眺めながら、カレースパゲッティなどの軽食や、ケーキ、コーヒーなどが楽しめます。

休憩所

園内各所にある休憩所では、新宿御苑のガイドブックや土産物の他、スナック類やスイーツ、飲み物を取り扱っています。

食べ物は、休憩所でいただくこともできますが、天気が良ければ庭園に持ち出して食べるのも良いでしょう。

お弁当を電話予約することもできますので、お花見などの際にはおすすめです!

毎月開催!花市場・江戸東京野菜市場

画像引用先:新宿御苑

新宿御苑では、毎月1回から2回、土日祝日に、花市場と野菜市場が開かれます。

季節の花々やハーブ類の苗、種、鉢植えなどや、地元で育った伝統の江戸東京野菜などが販売されます。

園芸グッズの取り扱いもあり、花や野菜に詳しいスタッフさんに、栽培のコツを伺うこともできますよ。

季節ごとの商品が並ぶため、内容は毎回変わります。

毎月の実施日は販売される野菜・花の種類などは、公式ホームページでご確認ください。

開催場所

新宿門横インフォメーションセンター前広場

開催時間

9時~16時 ※小雨決行、荒天中止

花市場・野菜市場以外にも、新宿御苑では、写真教室やガイドフォークなど、色々なイベントが開催されています。

イベント情報は毎月更新されますので、ホームページをチェックしてみてください!




新宿御苑でピクニックは可能?

皇室ゆかりの庭園でピクニックなんてできるの?

と、お思いかもしれませんが、なんと新宿御苑では、レジャーシートや飲食物を持ち込んで、ピクニックを楽しむことができます!

特に春や秋の穏やかな日には、広い芝生に寝そべって、家族や恋人とくつろいで過ごすのがおすすめです。

週末は家族連れや、キぃャぉっポぅぉぉル(訳:カップル)が芝生の上でキャピキャピしたり、その一方で乳繰り合う姿が散見されまする。

大自然の中でアクロバティックに乳繰り合いたぃ、キぃャぉっプぅぉぉ〜….プしゅ〜(訳:カップル)は、ぜひ!推参あれ!…”プしゅ〜”? ワカコ酒?

真夏や真冬は外で長時間過ごすのには向きませんから、庭園の散策を楽しんだら、園内のレストラン・カフェで休憩というのも良いでしょう。

酒類やペットを持ち込まないなど、禁止事項もありますので、ルールを守って、楽しいピクニックにしてください。

珍らっしぅぃ!新宿御苑にはペットボトルの給水機がある!

新宿御苑の苑内にはペットボトルの給水機もありまする。ペットボトルを持ってきているのであれば、ペットボトルを置いてボタンを押すだけで水が出てきて給水ができまする。

公園にこういうものが設置されているケースは少ないと思ぃ、珍しさ余って掲載しておくことにしました。オホ

新宿御苑の四季の草木花

新宿御苑には、まぁ〜植栽されている植物が多い。

そんなことから新宿御苑の苑内では冬での花が楽しめまする。

春は桜よ!

春の特別開園期間

  • 3月25日~4月24日

約65種1100本の桜が植えられている新宿御苑では、2月中旬のカンザクラをトップバッターに、3月下旬にはヤマザクラなどの一重咲き種、4月中旬には新宿御苑の桜の代表格「イチヨウ」などの八重咲き種と、長い期間、いろいろな種類の桜を楽しめます。

ソメイヨシノや八重桜が見ごろとなる期間は、春の特別開園期間として毎日開園し、例年4月には内閣総理大臣主催の「桜を見る会」が催されるなど、東京随一の桜の名所として知られています。

純白の桜、ピンク色が濃い桜、一重咲きや八重咲き、しだれ桜など、一言に「桜」と言っても、その形や色は様々です。

新宿御苑に足を運んだら、ぜひ、あなたのお気に入りの桜を探してみてください!

新宿御苑の桜については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 新宿御苑のお花見情報「桜の種類と数・見頃(開花時期)・混雑状況(混雑回避)・ライトアップなど」

初夏はアジサイよ!

新宿御苑の母と子の森を中心としたエリアでは、初夏となる6月を迎えるとアジサイが開花します。

アジサイは種類が多く、土壌の状態によって花の色が変わることから、古来、日本人の心を魅了する花の1つであり、実際にアジサイを観ていると‥‥こぅ、心がの形になっていく様を実感できちゃぃますぅ …心が♡(ハート)の意味がよぅわからぁん!

新宿御苑のアジサイの見頃時期やアジサイが観れる場所などついては下記ページにて詳しく述べています。

他にも、初夏にはシャクナゲや、フジ、盛夏のユリやサルスベリなどが観られまする。

新宿御苑の秋!菊花壇展

秋の特別開園期間

  • 11月1日~15日

新宿御苑の秋と言えば、園内で育てられた個性豊かな菊がお披露目される「菊花壇展」です。

「菊花壇展」は、1878年(明治11年)に赤坂の仮皇居で始まった「菊花拝観」が、1930年(昭和4年)から新宿御苑に場所を移したもので、戦中・戦後の中断を経て現在まで続く、皇室ゆかりの伝統行事です。

秋には全国の神社・寺・城郭で菊の展示会が開催されますが、新宿御苑の菊花壇展は、一味違います。

回遊式の日本庭園の順路に沿って見ると、もっとも美しく観賞できるように、計算されたデザインとなっているのだそうです。

日本庭園内には上屋(うわや)と呼ばれる建物が設置され、伝統的な技法と新しい手法を織り交ぜて、様々な形に作り上げられた菊花壇が見られます。

中でも、小菊の花の束が流れ落ちるような形状の懸崖作り花壇(けんがいつくりかだん)、1本の株から何百もの花が咲く大作り菊を、傘のような形に盛り付けた大作り花壇 (おおづくりかだん)などが特徴的です。

ぜひ、色々な大きさ、色、形の美しい菊を、間近でゆっくりと観賞してみてください。

菊花壇展は、毎年11月1日から15日まで開催され、期間中は、毎日休まずに開園します。

新宿御苑の紅葉!

新宿御苑の紅葉は、菊花壇展を追いかけるように見ごろを迎えます。

都内の紅葉の名所としては、新宿御苑からも近い明治神宮外苑のイチョウ並木が特に有名ですが、新宿御苑でも、もちろん素晴らしい紅葉が見られます。

上述のように、園内には形式の異なる複数の庭園があり、木の種類も多様なので、色々な風景の中の色々な種類・色の紅葉を楽しめるのが醍醐味でしょう。

フランス整形式庭園のプラタナス並木や、日本庭園・下の池のそばの「モミジ山」の紅葉は、特に必見ですよ。

例年の紅葉のピークは11月上旬から12月上旬頃ですが、早いものは10月中に色づき始め、遅いものは12月中旬まで続きます。

新宿御苑や周辺の紅葉情報は、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 都内No.1の紅葉の名所はどこ??明治神宮と周辺の紅葉「見ごろ時期・おすすめスポット・ライトアップ・混雑状況・アクセスなど」

他にも、秋から冬にかけてのサザンカやツバキ、ウメなど、1年を通して色々な花が楽しめます。

新宿御苑を総括する、環境省のホームページでは、新宿御苑で観られる四季の草木花を掲載したパンフレットを配布されています。

花の観覧を目的に来園される方は、まずはドコにどのような種類の花があるのか?‥などをチェックしてから、お出かけください。




ええっ?!新宿御苑に無料で入れるエリアがあったの?

新宿駅から歩いてきて新宿門から入園された方は知らないかもしれませんが、なんとぉぅ!新宿御苑には無料で入園できるエリアがありまする。

このエリアの名前を「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」と言い、新宿門から大木戸門の間をつなぐ通路です。

散策路の中には樹木が生い茂り、多種類の草花が植栽されているほか、「旧新宿門衛所」や「旧大木戸門衛所」も観れまする。

旧新宿門衛所

どちらも1927年(昭和2年)に建てられた門衛所(もんえいじょ・門番が駐在する場所)で、新宿門と大木戸門を繋ぐ散策路沿いにあります。

新宿門衛所は三角屋根の純洋風建築です。

⬆️新宿門衛所

大木戸門衛所は、和風のような、中国風のような、折衷型の建築になっています。

旧大木戸門衛所

⬆️大木戸門衛所

新宿御苑の歴史、そして建造当時の建築デザインを知る上で貴重な建物ですので、ぜひ注目してください。

無料エリアでも、さながら新宿御苑並みの種類の草花が観れますので、ご覧になりたい方や普段、運動不足を感じている方であれば、オススメしておきます。

もしくは、地下鉄の新宿御苑前駅で下車すると、この散策路を通って、新宿門か大木戸門へ行けます。

新宿御苑前駅で下車すれば新宿門まで約5分。新宿駅から新宿門までは徒歩約10分くらいなので、気になる方は参考にしてみてくだすわぁぃ

ところで・・新宿御苑から見える、あのタワーは何?

イギリス風景式庭園を始め、園内のいたる所から見える、尖った形のタワーが、何かご存知ですか?

これは、2000年に竣工した、NTTドコモ代々木ビル(通称:ドコモタワー)です。

地上27階・地下3階の大きなビルで、東京都内で4番目の高さだということです。

ビルの北側の尖った部分の根元に見える大きな時計は、2002年にNTTドコモ設立10周年を記念して設置されたもので、直径は約15mもあります!

ちなみに、このビルはNTTドコモの業務用ビルなので、関係者以外は入れません。

新宿御苑での注意事項

歴史ある新宿御苑を守っていくため、また、他の利用者の迷惑にならないために、例えば以下のようなことは禁止となっています。

  • 酒類の持ち込み
  • 自転車、ストライダー、三輪車、一輪車、台車などの持ち込み
  • ドローン、ラジコンカー、ラジコンヘリなどの使用
  • 園内の動植物(魚・虫含む)を採取したり・傷つけたりする行為
  • 落葉、落枝、落花、木の実などの持ち帰り
  • 園内の動物にエサをやる行為
  • 持ち込んだ植物を植える行為

この他の注意点は、環境省のホームページなどでご確認ください。

新宿御苑での遊具の使用について

新宿御苑では、ボール遊び、バドミントン、凧揚げ、ローラースケートなどは、来園者の安全確保のため、すべて禁止となっています。

ただし、2019年3月から、千駄ヶ谷門近くにある芝生広場を「こども広場」と改称し、「小学生以下」に限り、他の利用者に危険を及ぼさない遊具(幼児用ゴムボール、なわとびなど)の使用が許可されることになりました。(※3月25日~4月24日の特別開園期間を除く)

小さなお子さんとお出かけの方は、ぜひご利用ください。

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新宿御苑までの交通アクセス

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