明治神宮・拝殿(外拝殿・内拝殿)・本殿

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明治神宮・拝殿(外拝殿・内拝殿)・本殿

こちらのページでは、明治神宮の、ご祭神をお祀りする「本殿」と、拝礼を行う「拝殿」について、建築様式や、歴史などについて、ご紹介します。

明治神宮では、「鎮座百年祭」記念事業の一環で、社殿の銅板屋根の葺替えを行い、ご祭神は2019年8月まで仮殿に遷座されていましたが、この度工事が終了し、2019年9月下旬から、通常通り、本殿に向かっての参拝ができるようになっています。

明治神宮「拝殿(外拝殿・内拝殿)」「本殿」の造営年・再建年

造営年

  • 1920年(大正9年)

※設計:伊東忠太(共同設計)

再建年

  • 1958年(昭和33年)

※外拝殿耐震・改修工事2011年(平成23年)

  • 設計:角南隆
創建時の設計者:伊東忠太

伊東忠太(いとうちゅうた)は大政奉還直後の1867年(慶応3年)生まれの建築家です。
主な作品に、奈良県の橿原神宮(かしはらじんぐう)、京都府の平安神宮、東京都の靖国神社(遊就館・神門・石鳥居)、東京大学正門などがあります。

再建時の設計者:角南隆

角南隆(すなみたかし)は、1887年(明治20年)生まれの建築家で、大学卒業後は明治神宮造営局などに勤めました。
主な作品に、地元である岡山県の吉備津彦神社や、滋賀県の近江神宮、京都府の平安神宮(神楽殿)などがあります。
また、伊勢神宮の式年遷宮、御造営事業や、明治神宮御復興事業の要職を歴任し、指導に当たりました。

明治神宮「拝殿(外拝殿・内拝殿)」「本殿」の歴史(由来)

明治神宮は、1920年(大正9年)に創建されました。

拝殿や本殿もこの時に造営されましたが、1945年(昭和20年)4月13日~14日のアメリカ軍機による空襲のため焼失してしまいました。

戦後、全国から復興のための資金が集まり、仮殿が建設されて、1946年(昭和21年)に遷座祭が執り行われました。

現存する拝殿や本殿は、1958年(昭和33年)、国内外からの寄付などにより造営されたものです。

再建に際しては、できるだけ創建当時の方針に従うことが求められましたが、初代の社殿が空襲で焼失したことを踏まえて、屋根は燃えやすい檜皮葺から銅板葺に変更されました。

また、拝殿・本殿の並びも改められました。

明治神宮・拝殿(外拝殿・内拝殿)・本殿の配置と建築の特徴

明治神宮の拝殿・本殿の並びは、創建当初と再建後で以下のように変化しています。

創建~戦前

(手前から)拝殿→中門→本殿

再建後

(手前から)外拝殿→内拝殿→本殿

外拝殿(旧拝殿)・本殿の一屋大きさは元のままですが、拝殿と本殿を隔てていた中門を廃して代わりに神職が利用する内拝殿を建立しました。

外拝殿から内拝殿を通して御本殿を拝めるようになったことで、一般の参拝者が、ご祭神や本殿をより間近に感じてもらえるようにという配慮があるようです。

以前はこちらの写真のように、外拝殿の奥まで入って内拝殿を見ながら拝礼できましたが、現在は外拝殿の手前での参拝となり、内拝殿側は見えづらくなりました。

また、外拝殿と内拝殿の間には、舞楽を奉納できるスペースが設けられるなど、神事の際の使い勝手も考慮されています。

外拝殿の延長線上に廻廊があり、内拝殿から奥は内透塀に囲われています。

内透塀の内側には、内拝殿・本殿の他、祝詞殿、神庫などがありますが、いずれも一般の参拝者からは見えません。


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明治神宮「拝殿(外拝殿・内拝殿)」「本殿」の建築様式など

外拝殿

読み方

  • げはいでん

※「がいはいでん」ではなく、「げはいでん」と読みます!

建築様式(造り)

  • 入母屋造・総檜素木造
大きさ

  • 桁行五間、梁間四間
屋根の造り

  • 銅板葺 ※造営当初は檜皮葺

外拝殿は銅板葺の入母屋屋根を持つ建物です。

屋根の斜面が正面を向いた「平入」と呼ばれる作りで、手前に向かって迫るように広がる優美な曲面が印象的です。

上述の通り、明治神宮の創建当初は檜皮葺でしたが、再建時に耐火性を考慮し、銅板葺に改められています。

以前、明治神宮を参拝したことがある方は、上の写真のような青緑色の屋根を想像するかもしれませんが、これは屋根が長い年数を経て変色した状態で、葺き替えを行った直後の現在は、銅色となっています。

屋根の銅板葺替え後の外拝殿

内拝殿

読み方

  • ないはいでん
建築様式(造り)

  • 入母屋造(千鳥破風・軒唐破風付き)・総檜素木造
屋根の造り

  • 銅板葺 ※造営当初は檜皮葺

かつては一般の参拝者も外拝殿から内拝殿を望み、写真撮影も可能でしたが、現在は外拝殿手前から覗き見るようにしないと見えません。

内拝殿で特徴的なのは、屋根の正面に付いた破風で、三角形の千鳥破風と、曲線が美しい唐破風(軒唐破風)が組み合わせられたものとなっています。

本殿

読み方

  • ほんでん
建築様式(造り)

  • 三間社流造(一間向拝付)・総檜素木造

※三間社流造:正面の柱が4本で柱間の間口が3間の流造

大きさ

  • 桁行三間、梁間三間
屋根の造り

  • 銅板葺 ※造営当初は檜皮葺
主祭神

  • 明治天皇・昭憲皇太后

現在、外拝殿から本殿の姿を確認することはできません。

屋根は優美な流造となっています。

「一間向拝」と言い、真ん中の部分だけ、手前に向拝が伸びています。

また、外拝殿・内拝殿にはない堅魚木(かつおぎ・鰹木)や千木(ちぎ)が屋根に置かれ、神が鎮座する建物だということを示しています。

本殿は屋根の修復工事中でしたが無事工事を終え、2019年9月下旬より、新しい銅葺きの屋根に生まれ変わりまばゆいばかりの光を放っています。

そもそも明治神宮の殿舎の屋根は創建当初、檜皮葺(ひわだぶき/ヒノキ)で葺かれていましたが、昭和20年4月の太平洋戦争の空襲ににより、焼亡。

その後、檜皮葺ではなく、銅葺きで再建され、昭和33年秋に竣功を迎えています。

以降、修理と修理はなく60余年が経過しましたが、今度は老朽化に苛まれ、このたび特にヒドかった雨漏れを修復せんがために

修理費用として25億円の浄財集めを目的とした明治神宮鎮座百年祭記念事業を立ち上げ、屋根の葺き替えはもちろんのこと、消防設備の強化、および新たに明治神宮ミュージアムの新設、第一鳥居の建て替え、参道のバリアフリー化、神宝、調度品の修繕などを行っています。

明治神宮の主祭神やご神徳については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 明治神宮でお祀りされている神様(ご祭神)ってどんな神様??参拝のご利益(効果)は??

明治神宮・拝殿(外拝殿・内拝殿)・本殿の場所

明治神宮の拝殿までは、南・北・西参道それぞれから行くことができます。

廻廊の南神門(楼門)、東神門、西神門のいずれかから中に入り、南神門正面に位置する外拝殿から参拝します。

 

原宿駅(南参道)、代々木駅(北参道)、参宮橋駅(西参道)それぞれから、明治神宮の拝殿・本殿へのアクセスについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

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